目立たない入れ歯の種類

エステショット（ノンメタルクラスプデンチャー）は、留め具部分が歯ぐきに近いピンク色で、コンフォートと同様、保険の入れ歯のように金属の留め具がないので目立ちません。

コンフォートよりも治療費が安く、治療期間も短い点がメリットです。

エステショットの素材は汚れが付きにくい特性があるため、毎日のお手入れは、市販の安い入れ歯洗浄剤と歯ブラシで毎日洗えば大丈夫。

一方、コンフォートは汚れが付きやすいため、専用の高額な入れ歯洗浄剤を毎日使う必要があります。

コンフォートは、プラスチックの土台にシリコンを貼り付けてある、やわらかい入れ歯。

エステショットは弾性はあるものの全体がプラスチックでできた入れ歯なので、コンフォートほどのやわらかさはありません。

しかし、シリコンほどやわらかくなくても、入れ歯治療の分野で歯学博士を取得し、東京医科歯科大学附属病院の元外来医長の院長なら、痛くない入れ歯を作ることは可能です。安心してお任せください。　　　　

コンフォートやエステショットよりも歯ぐきの色に馴染む素材で留め具を作れる入れ歯です。

入れ歯自体の耐久性が高く、10年以上長持ちするケースも少なくありません。

コンフォートは汚れが付きやすいため専門の高額な入れ歯洗浄剤を毎日使う必要がありますが、金属は汚れが付きにくい特性があるため、市販の安い入れ歯洗浄剤と歯ブラシで毎日洗えば大丈夫。　　

コンフォートの方が安いイメージがあると思いますが、10年間にかかる費用の総額で比較すると「金属床＋ノンメタルクラスプ」とコンフォートには、実はあまり差がありません。

同じくらいのコストで一番目立たない入れ歯が手に入るのです。

コンフォートは、クッション効果を出すために貼り付けたシリコンの分だけ、入れ歯が厚くなります。

特に奥歯の裏側で厚みが出やすく、ここが厚いと口の中が狭くなり、違和感が大きくなるという問題があります。

たとえるなら、常に口の中に飴玉があるような感覚です。この違和感は、初めての入れ歯の方はつらいものとなるでしょう。

「金属床＋ノンメタルクラスプ」は、裏側を金属で薄くつくることができ、その厚みはシリコンやプラスチックの3分の1程度。

入れ歯が初めての方には、コンフォートよりも違和感が少なく快適に感じられることと思います。

コンフォートは、入れ歯の内側がシリコンでできているため、クッション効果で歯ぐきへの当たりがソフトな入れ歯です。

また、入れ歯の留め具がピンク色なので、保険の入れ歯のように金属の留め具が目立つこともありません。

　　　
コンフォート＝目立たない入れ歯

という風に思っている患者さんが多いのですが、コンフォートの一番の特徴は、内側がシリコンなのでやわらかいことです。

過去に入れ歯が痛かった、痛い思いをしたので入れ歯に苦手意識がある、そんな方に向いています。

一方、目立たない入れ歯にしたい、違和感の少ない入れ歯にしたい、初めて入れ歯にする人には、あまり向いていません。

コンフォートは、やわらかい入れ歯が欲しい方に適した入れ歯なのです。