コンフォート入れ歯（義歯）の
デメリット

コンフォート入れ歯（デンチャー）のシリコンは汚れがつきやすく、カンジダ菌というカビの一種が繁殖しやすい特性があります。

これを防ぐためには、専用の入れ歯洗浄剤「クリネ」を毎日使う必要があるのですが、この洗浄剤は１ヶ月分（30錠）で1,760円（税込）。10年間のコストは、約21万円（税込）。

入れ歯が目立たないことを期待して、コンフォート入れ歯にする方が多いのですが、実は患者さんが思っているよりも目立ちます。

保険の金属の金具がついた入れ歯よりは目立ちませんが、ピンク色の留め具は歯ぐきとまったく同じ色ではないので、どうしても見たときの異物感はあるのです。

やわらかくて痛くない、というのがコンフォート入れ歯やシリコン義歯の最大のメリットなのですが、治療する歯科医の技術力によっては、痛みが出るケースがあります。

そもそも、噛んだときに痛いのは、入れ歯と歯ぐきの間に隙間があるから。隙間があると特定の部分に入れ歯が強く当たってしまい痛みが出ます。

さらに、隙間に食べ物が挟まって痛みを感じることも。

デメリットのところで「意外と目立つ」とお話ししました。

しかしそれでも、ピンク色の留め具を使っているため、保険の部分入れ歯よりは目立ちません。

やわらかくて痛くない、というのがコンフォート入れ歯やシリコン義歯の最大のメリット。ところが、治療する歯科医の技術力によっては、痛くないはずのコンフォートデンチャーが痛いケースがあります。

そもそも、噛んだときに痛いのは、入れ歯と歯ぐきの間に隙間があるから。

患者さんが何でも食べられる、噛みやすいコンフォート入れ歯を作るためには、「噛み合わせの分析」が大切になります。

「噛み合わせ」とは、入れ歯をはめた際に上の歯と下の歯が接する「前後左右の歯の位置」と、「上下の高さ」のこと。これを歯がない状態で、あごの形や口の動きから推測し、最も噛みやすい位置を決定します。

この「噛み合わせの位置」に合わせて入れ歯を製作するので、この「噛み合わせの位置」が誤っていると、できあがった入れ歯が噛みにくい入れ歯となってしまいます。

その意味で、この「噛み合わせの分析」が、一番歯科医師の技量が問われるところ。知識と経験にもとづいて、患者さんに合う噛み合わせ位置を決めることが求められます。

当院の院長は、日本補綴歯科学会の指導医、専門医の資格を持つ「入れ歯のエキスパート」。17年にわたる治療経験に基づいて、患者さんの噛み合わせ位置を分析し、噛みやすいコンフォート入れ歯をご用意いたします。

治療費やランニングコスト（入れ歯洗浄剤費用）が、コンフォートよりも安い「エステショット」という入れ歯もあります。